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大瀧印刷紙器有限会社


コンパクトサイズ・省力化は、期待以上

2021 年9 月、オーシャンテクノロジー株式会社が販売する「オートブランキングセパレーター」 (以下、『OT-ABS』)を新たに導入した経緯や導入効果について、代表取締役 大瀧社長に話を伺った。

お話を伺った代表取締役大瀧社長

当社には定番の20 面程度面付けされている小さな箱の抜きが何種類かある。そういうものはどうしてもムシリに手間と時間がかかる。これがOT-ABS は思いのほか威力を発揮する。面数が多いものを手でムシると最後の方はズレた状態になって、ムシリにくくその後の整理も手間がかかる。これが、OT-ABS だと当然人間の力もいらず揃ってムシれて来るので、その後の整理もスムーズである。そのままパレットの上に並べれば、次工程も仕事がしやすくなる。

OT-ABS 導入に関してのきっかけ

中学・高校生のころに自社のムシリのアルバイトをよくした( させられた) が、厳しい仕事だと言うことが身に染みた。抜きはどんどん自動化されて能率が上がってきたが、ムシリは必ず手作業で、「この仕事が将来自動化される日が来るのだろうか」と何十年も思ってきた。20 年以上前に大きなムシリの機械を見たが、当社のような零細企業には大きさも価格も導入できるものではないと諦めていた。それが、2 年前にオーシャンテクノロジー社さんから紹介されてOT-ABS のデモ機を見た時に「これなら当社でも使えるし、頑張れば買える」と瞬間的に思った。機械サイズもコンパクトで機構も単純で扱いやすそうだと感じた。そんな第一印象だった。

ムシリは必ず必要な仕事ではあるが、それ自体お金を生む仕事ではない。抜きの付随した作業として考えられていることが多いと思うが、そこに機械設備としてお金をかけるには、明確なメリットが無ければ難しい。しかし「ムシリ=3K」のような仕事であり、今後の人員確保にも機械化をしていくことは、零細企業にとってのDX となり、とても大きなメリットである。

若いころに「いつになるか」と思ったムシリが、いよいよ機械化されたことは本当に感慨深いし、この業界にとってどれほど必要とされているかは、この機械の売れ行きを見れば明らかである。

どの様な仕事をOT-ABS で運用されているのか?

当社で一番多い仕事は抜き・貼りのある小さいパッケージだ。定期物でインクカートリッジの箱1 ロット20 万個やグロープラグの箱1 ロット20 万個、コインランドリーに置いてある洗剤や柔軟剤の箱1 ロット20 万個など1 ロット1 万個からでも使用している。細かな抜き仕事ほどOT-ABS が活用されている。細かなものが多面付されているものに力を発揮しています。順調に仕事に活用されています。

他社ではなくOT-ABS を選ばれたのは?

実機を見た瞬間にピンと来た。これだと認識して、これ以上のものは出て来ないと思った。ピン方式とプレート方式と比較検討していたが、思った以上にピンの摩耗が早く、それにより押し上げ平滑度が保てなくなったり、ピンが曲がったり跡が付いたりするとの話を聞いていた。オーシャンテクノロジーの誠意を感じたのも大きかった。

何名体制で運用されていますか?

今までは、1人と新人1人の2 人体制であったが、OT-ABS は新人1人で対応している

プレート式は、プレート作成が必要になるから仕事を選ぶのかなと思ったが、意外にサイズ感が大雑把でも活用出来てしまう。今まで出来ない仕事は、あまり無かった。機械もコンパクトなので設置スペースにも困らなかった。

帯掛けするとき、綺麗に揃って出来上がるのでテーブルの上に積んでおけば、次の担当者が帯掛けしてパレットに積んだり、箱に入れたりスムーズに行える。今までは、ムシって段ボールに仮詰めして、グルアーに移動するのに平詰めは崩れやすい。ムシリ・台に乗せる・移動の為パレットに乗せる。1人で3工程をしなければならなかった。

OT-ABS 導入により工程が1つ削減

OT-ABS 導入後は、ムシって後はパレットに乗せるだけ、3工程が2工程になった。2工程に気を配ることが出来るので担当者としてはメリットが大きい。標準8 種類のプレートでそこそこ大半は作業可能である。追加したのは10 個程度である。OT-ABS は期待値以上の働きをしてくれる。他のユーザーの評判も良かった。出会った瞬間にピンと来た。見る目が合ったと自負している。

オートブランキングシステムのご提案 OT- ABS シリーズ 自動落丁機
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