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土谷印刷株式会社

重量物の荷役作業から従業員を解放し、生産性向上

2017年10月にオーシャンテクノロジー株式会社が販売する「オートブランキングセパレーター」(以下、OT-ABS)、2025年にはOT-ABSの自動給紙機を追加で導入。その後、2026年6月に「Smart Robot」を導入し、ムシリ作業から重量物の荷役作業の自動化を実現した代表取締役 土谷晴彦氏に、導入の経緯と効果についてお話を伺った。

土谷印刷株式会社

昭和23年の創業以来、オフセット印刷を主軸に、色の再現性を高品質かつ低コストで追求してきた。大手印刷企業の製造を担う支援企業として、食品パッケージに特化した管理体制を強みとし、食品会社水準の衛生基準を満たす体制を築いている。人の経験に頼ってきた技術の標準化を進めるとともに、原紙の運搬・積み替えといった効率の悪い荷役労働についても、省力化機械の導入とライン作業への切り替えを進めている。こうした取り組みによって、単なる自社の発展にとどまらず現場で働く社員の負担軽減や、製品を託す顧客への安定供給の実現に取り組んでいる。

清水市清水区蒲原4-23-27
TEL:054-385-3169
http://tsuchiyainsatsu.co.jp/

導入のきっかけ

お話を伺った代表取締役
   土谷 晴彦氏

オーシャンテクノロジー株式会社のOT-ABSと自動給紙機を導入したことで、ムシリ作業の省人化・省力化が行われたものの、その後の工程には手を取られていた。

弊社では食品用の一次容器・二次容器となる包装資材を多く取り扱っており、6面付〜30面付といった多面付の打抜き仕上がり製品が中心で、品目数も30品目ほどにのぼる。 製品を詰めた段ボールは1ケース当たりの梱包重量が15kg〜21kg、1パレットあたり40ケース×4パレット程度の積載作業量があり日々大きな負担となっていた。
特に女性やシニア層の方にとっては難しい作業となる。また、力仕事にも関わらず単純作業のため、他の仕事を担う人間の体力や時間を取られてしまう。

実際、これまで段ボールに製品を梱包し、パレットへ積み込みを行う仕事はマンパワーに頼りきりだった。
こうした背景をきっかけにパレタイズが可能なSmart Robotを紹介され、魅力に感じた。

1ケース当たり20kgを超える重量物を持ち上げられる機械を探していた。また工場内が狭く、大型のロボットでは据え付けが困難なため、移動が容易なタイプを求めていた。

最大の変化は、機械オペレーターが段ボールの積載作業から解放されたことだ。本来の機械操作に集中できるようになったので、実際に労働生産性は向上した。

荷役作業がなくなったことで、これまで体力的に難しかった女性やシニア層も現場に配置できるようになったのも大きい。人手不足が続く中で、こうした人材を活用できるようになったのは実務上かなり助かっている。

また、OT-ABSと組み合わせることで、本紙の積載~取り外し~製品キャッチング~搬送~梱包~パレット積載まで一連の作業がライン化された。これにより、出荷までの工程を1人のオペレーションでこなせるようになり、従業員の負荷も下がった。さらに人員配置や納期対応にも素早く動けるようになったので、生産管理の負担がこれまでと比較してもかなり楽になった。

「すごい会社じゃん」「先進的だな」といった、自社を肯定する声が増えた。長年の手作業による「重たい」「痛い」「辛い」からの、まさに革命だった。

これまでムシリ作業~荷役作業に費やしていた時間・労働力が削減できたことで、より生産性のある仕事に集中できるようになった。「やりたくない」仕事から「やれる」仕事へと変化した。

「紙を加工する」だけではなく、紙器業界で発生する「紙を運ぶ・持ち上げる」といった搬送・荷役作業にも自動化の波を広げている。

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